Fragments of a Silent Tale

語られなかった物語の断片が、静寂の中でそっと息を吹き返す。
ひとつひとつの旋律は、消えかけた記憶に触れ、心の奥に波紋を広げる。
時を越えた響きが、静かな永遠を紡いでゆく。

うまく言葉にできなかった想い、
届くことのなかった手紙、
心にしまわれたままの記憶
——
そうした“声にならなかったものたち”に、音でそっと触れた10篇の作品集です。

「誰が、どんな時にこの音楽を必要とするのか」。
その問いを胸に、旋律の一音一音に丁寧なまなざしが注がれています。

静かなピアノの音色と、それをやさしく包み込む、語りすぎない音の余白。
その繊細な重なりが、感情のこわばりをほどいていきます。

気づいたとき、そっとそばにいてくれた——そんな音が、心に静かな豊かさを残していきます。

忙しない日々のなか、ふと立ち止まりたくなったとき。
静かに心と向き合いたい夜に。
そんな時間に、やさしく寄り添ってくれる一枚です。

01 Fragments of a Silent Tale 
02 Where Echoes Become Memory 
03 Letters Never Sent 
04 The Light Between Farewells 
05 A Voice Lost in the Dusk 
06 Waves Beneath Forgotten Skies 
07 Pages of the Unwritten 
08 In the Stillness of a Falling Star 
09 The Scent of Distant Hours 
10 A Melody Once Dreamed